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スイスの次期大統領が決定したようです。
スイス次期大統領にカルミレイ外相 2人目の女性元首輪番制で国家元首決めてる国というのも、そう多くはないはず。 なんだかよくわかりませんが、連邦制をスイスクオリティー全開で徹底するとなると、こういう制度にせざるをえないんでしょう。任期1年の輪番制の大統領に、権限やリーダーシップなど期待すべくもありません。それが目的の一部であるとすれば、合理的すぎるぐらい合理的な制度だといえますかね。 Wikipedia: スイス連邦 スイスという国がどんなに変な国かということについては、そのうち追々書くことになるだろう。
今日はさわりだけ。 うちのアパートの地下には核シェルターがある。 それってどんな豪邸よ、などと勘違いしてはいけない。全ての建造物に防空壕の設置が義務付けられていた時代の名残なのだ。 地下1 階の厚さ20 センチの鉛の扉のすぐ内側には、厚さ3 センチの鉄の扉があり、その奥にさらに10 センチ厚の鉛の扉がある。夏でもひんやりと涼しく、逆に冬は暖かいので、住人の多くは食料などの貯蔵庫として利用している。が、良く見ると放射能除染装置らしき物体やらトイレやらが設置されており、控えめに核シェルターらしさを主張している。 友よ。 全人類が核戦争に斃れても、君のワインだけは無事だ。 諸岡健雄ブログ- 2004-12-06 03:54 よく言われることではあるが、インタビューというのは真実をそのままに述べる場ではなく、社会通念上許される範囲で真実を脚色しながら自分をアピールする機会であると理解すべきである。
たとえば、「最近読んだ中で感銘を受けた本、もしくは愛読書で1 冊あげるとすれば何ですか。」というありきたりな質問があったとしよう。赤の他人が、あなたの愛読書を本気で知りたいと思っているなどと想定する無邪気な人はいないと信じたいが、その一方で、得意気に「落日燃ゆ」や「坂の上の雲」などと定番の答えを並べてひとり悦にいる輩は、不思議なことにいまもって後を絶たない。これは 端的に言えば、「官僚たちの夏」からは、その人の読書量や読書傾向が見えてこない。同じ脚色をするでも、もう一ひねりするのが玄人の技。以下にいくつか使える例をご用意しておくので、是非、自分らしさのアピールに生かしていただきたい。 1) オーソドックスな選択の中にも際立つ個性を演出したい派 豊富な読書量と「目利きぶり」を主張すべく、まずは対象を、評価が定まった純文学作家の手による、実はそれほど読まれていない長編に絞り込むべきであろう。例えば「豊饒の海」は、世界のミシマという知名度に加え、その遺作であるという点が、分かりやすく人の胸を打つ名品。またその内容に踏み込んでも、輪廻転生を描いた壮大なテーマ設定や豪華絢爛たる日本語の表現技法、保守的思想、退廃的な世界観など、三島ならではのギミックが満載なので話題がつながりやすい。なおこの際、4 部からなる大作*を読み倒したという根性も、微妙にアピールすることを忘れてはならない。 「細雪」、「砂の女」なども、一定の状況下では有力な選択肢となりうる。 2) 選択のインパクトで勝負したい派 「新古今和歌集」は、愛読書として歌集や詩集を挙げる人がいまだ少数派であることに目をつけた、やや攻撃的な選択肢**である。最低でも1 篇を記憶し、情感を込めて暗誦してみせる必要があるので、プレゼンテーションの難易度は高い。理知的な解説を不得意とする人であれば、むしろ解説が不要な詩集を選択した方がいいかもしれないが、いずれの場合でも、インタビュアーが異性である場合などにおいてはその反応に個人差が大きく、予測が難しいという点に充分留意する必要がある。 3) 本の話は苦手なのでできれば避けたいが、会話が途絶えるのはもっと避けたい派 こういった人であれば、「理科年表」と言ってみる手がある。これは辞典や解説書の類であれば何でもいいわけではなく、相手が全く読みもしないであろうと考えられる分野でありながらも話題ついてこれるだけの適度な一般性があり、なおかつできるだけニュートラルな分野から選択するのがコツ。そういう意味では、「現代用語の基礎知識」「六法全書」などは話題の具体性に欠き、また「防衛白書」「新明解国語辞典」「JTB時刻表」などは既に一定の色がついていることから、いずれも避けるべきである。基本的には相手に「それは何故ですか。」と聞かせれば勝ちで、あとは知的で人畜無害な薀蓄合戦に持ち込んで話題を拡散させることが当面の戦略目標となる。なお、相手が一瞬でも「馬鹿にされている」と感じるとすべてがご破算になってしまうので、あくまでも真摯な態度で応対すること。 4) 歴史認識にこだわりがあり、ちょっと語ってみたい派 ノンフィクション及び歴史ものというジャンルは、思いのほかリスキーな選択肢である。狙う時代が新しすぎると人によって評価がわかれる場合があり、逆に古すぎると語るべき内容がなくなることがある。またそもそも、宗教や人種問題、軍事、経済といった「微妙な領域」を避けて通ることが非常に難しい。従って日本の歴史から何か1 冊選ぶとなると、やはり評価の定まった戦国時代ものか明治維新ものが万人に対して無難ではあるという結論になるわけだが、それでは逆にあまりにも無難すぎておもしろみにかけるし、かといってあまりにもマイナーな間隙を突いても上記3) と同じになってしまう。 ここではむしろ攻めの発想で、どこが聞き手の「安全領域」なのか、売れ筋の歴史フィクションを使って積極的にアタリをつけにいくという、高度な戦略***をひとつ提案しておきたい。 例えば「終戦のローレライ」は第2 次世界大戦中の日本海軍の一潜水艦にかかわった人々の行動を通じて戦争の意味を問う、新進気鋭の作家によるベストセラー小説である。万が一、この時代背景や歴史認識に対して嫌悪感を持たれたとしても、ノンフィクションとの比較において人間ドラマの線がしっかりしており、また売れているという一般性において選択に違和感がないため、逃げ道に議論を誘導しやすいのがポイントである。 もっとも、そもそもそんなリスクをとってまで、歴史ものにこだわる必要があるのかどうか甚だ疑問ではある。 5) とにかく無性に喧嘩がしたい派 相手を効果的にキレさせるには、質問したことを後悔させるような悪趣味な回答をするに限る。ただしその場合でも、それによって自分がバカであると蔑まれるのは心外であるから、本の選択及び回答の態度に充分な吟味と注意が必要であることにはかわりがない。詳細は省くが、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ぼうけんマップDS 任天堂公式ガイドブック」などがその一例****として考えられよう。 「座右の銘の選び方」については、気が向いたらまた今度。 【注】 *4 部からなる大作: この作品のキモは第4 巻の最後の30 ページにあるので、実はそこだけ読んであらすじを知っていれば、全体を語ることも可能である。時間的に余裕がある向きは、最も有名な第2 巻だけでも重点的に読み込んでおくと、より説得力が高い議論ができる。 **攻撃的な選択肢: 有名な漢籍もしくは絵本を語るという、これと同様の手口もあるにはあるが、最近ではいずれも「使い古された感」が漂うので避けたい。 ***高度な戦略: これはいわゆる「左派」側からのアプローチとしては古典的な戦略であるため、「はだしのゲン」「火垂るの墓」などをいまさら持ち出す愚は避けたい。 ****その一例: 過去ログ転載にあたって、アップデートしました。(←ここは笑うところ。) 諸岡健雄ブログ- 2005-02-28 20:29 この長ったらしい文章を一気に書き上げてから、約2年が経過した。当時の生活はよく覚えていないが、よほど暇だったか、仕事のフラストレーションがたまっていたか、一緒に夜飲んでくれる友達がいなかったか、もしくはこれらすべてに該当していたに違いない。公開直後から、関係者の反響はおおむね良好であった。 ハーバード公衆衛生院に学び、公衆衛生倫理学のコースを選択している日本人学生の皆さんにも、だいぶ読んでいただいたようだ。「解説が偏向してるし、そもそも認識の誤りもあるような気がするけど、英語の原著論文よりは読みやすいので、多少のことは我慢します。」という趣旨のメールを何通かいただいた。大変ありがたいことである。 某大学の公衆衛生学の講義でも、ほんの「さわり」の部分だけ使用してみた。学生の皆さんからは、「日本語の意味が全然わかんないし面白くない。つーか、どうでもいいから単位だけください。」というご要望を多数いただいた。大変ありがたいことである。 また友人たちからは、「こんなくだらないブログ書いてる暇があったら仕事しろ。」という励ましの言葉をいただいた。かえすがえすも、大変ありがたいことである。 内容に関して、最近になっていくつか気づいた点があるので、次回以降、数回にわけて補筆しておこうと思う。
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